フォートです。
平成30年10月10日(水)~10月11日(木)に日程で人間ドックに行ってきました。
人生100年の時代と言われる現代。30歳を超えたら身体もだんだん無理がきかなくなってくるので、1度は人間ドックに行っておきたいですよね。
そこでこの記事では実際に行ってみて感じたことや注意点などを書いて読者の方々にシェアしておきます。
1.そもそも人間ドックとは?
勤め人の方であれば年に1回の集団検診を受けておられるのではないでしょうか。
しかし、集団検診では身体の細部まで精密に診てもらえないのが現状です。
👇そこで人間ドックの登場です。
病気の早期発見や健康指導を目的として,全身の臓器および器官について,総合的な精密検診を行うこと。船のドック入りにたとえてこう呼ぶ。おもに中年以上の人を対象とし,一定のプランに従い各科の専門医が診察・検査を行う。特に各種成人病の早期発見と早期治療に重要。1週間入院して検査する1週間ドックのほか,1泊2日の2日ドックや通院による外来ドックなどがある。
百科事典マイペディアさんから引用
簡単に言うと人間ドックでは普段の集団検診では診きれない部分まで精密に診てくれるということになります。
そうと分かれば1度くらいは診てもらいたくなりますよね。
2.どのくらい精密な検査をするの?
今回私は、とある大学病院の1泊2日コースに申込みました。
その内容がこちら👇


とにかく検査項目がたくさんあります。
日程はこのようになっていました。👇


実際受けてみた感想としては、集団検診よりも
・血液をたくさん採ってもらった(1日目4本、2日目2本)
・超音波系の診察を入念にやってもらえた。
・骨密度なども詳しく調べてもらえた。
といったところに集団検診よりもよく診てもらえていると感じました。
また、日程を見てもらえれば分かっていただけると思いますが、1日2日コースの場合はだいぶゆとりを持って日程が組まれています。
集団検診だととにかく我先に検診項目終わらせるんだと椅子取りゲームのようになってしまい消耗度合いが激しかったのに比べて、今回はゆとりがあったので待ち時間は雑誌が読めて最高でした。(待ち時間に読んだ雑誌→President、日経woman、女性自身、サンキュ、Tarzan)
その他、オプションで胃内視鏡検査とヘリコバクター・ピロリ菌検査を追加しました。
オプションについては特に値段の部分で賛否両論あると思います。
はっきり言って安くはありませんので、支払うのは大変だと思います。
しかし、私は自分の身体に投資することには出し惜しみをしない主義なので、気持ち良くお金を支払ってきました。
何十円、何百円の安い食材や雑貨品を血眼になって探し求めて節約していても、自分の身体が壊れてしまったらお笑いにもなりませんからね。
「何に重きを置くか」によってお金の使い方はかわってきますので、今回はお金の使い方の勉強にもなりました。
日程的に1泊2日コースは無理だという方のためにも日帰りコースの日程表もアップしておきますね。

1日のなかにみっちり検査を詰め込んでいるのが分かっていただけると思います。
果たしてこれがいいのかどうか、私は疑問です。
3.オプションの胃内視鏡検査(胃カメラ)ってどうなの?
胃カメラって聞くとたいていの方は「げっ」とお思いになると思いますが、これもはっきり言って個人差があるようです。
![]()
yahoo検索画像から引用
👆先っぽがピカピカ光るこんなカメラが口から入ってくるわけです。
そういったこともあり、私も検査2~3日前からドキドキソワソワしていました。
結論としては、確かにのどを通るときとのどから出るときはかなり辛かったけれど、胃の内部で動き回っているときはそんなにキツイというわけでもありませんでした。
さて、検査当日です。
内視鏡検査室に入ると霧吹き機のような容器に入った液状の麻酔薬のようなものを看護師さんから飲まされます。
2度、口の中に吹きかけられて飲み込んでくださいという指示がありました。
その後すぐに、ベッドの上に横向きに寝かされマウスピースを咥えさせられ、横顔の下には紙用紙なのようなものを敷かれ、汗も涙も唾も全てを受け止める準備完了です。
先生「担当の〇〇です。よろしくお願いします。今回は10分程度の検査になりますね~。唾や痰など飲み込まずに吐き出してくださいね~。胃に空気入れますのでゲップしそうになると思いますが、我慢してくださいね~」
私「うぅ。(マウスピースあって返事できない)」
先生「それでは入れていきますね~。(間髪入れずに入れてきました。)最初のどを通るときが一番辛いですけどそれを過ぎれば落ち着きますから少し我慢してくださいね~」
私「うぅ。(もうまな板の鯉です。ここまできたら逃げられないので早く終わってくれるように神に祈りました)」
先生「はい、我慢してくださいね~。」
私「オエッ、ゲッ(T_T)(ゲップ我慢しろとかそんなの無理だよ。涙で明日が見えない~by Rusty Nail)」
先生「順調ですよ~。はい、十二指腸のところまできました。空気入れて写真撮りますね~。また我慢してくださいね~」
私「うぅ(T_T)(涙なしでは語れない)」
先生「綺麗な胃ですね~。少し胃炎起こしているようですね~。だけど問題ありませんよ~。」
私「うぅ。(なんでもいいから早く終わってくれ)」
先生「もう少しで終わりますね~。最後に胃壁と食道の写真撮りますのでもう少し我慢してくださいね~」
私「オエッ。ゲッ(涙と唾まみれ。ゲップ我慢とか無理だって!マウスピースを力いっぱい噛んでいます)」
先生「はい終わりました。お疲れ様でした。軽い慢性胃炎起こしているようですので、ピロリ菌の検査もオプションでありますので診てもらってください。ポリープもありましたけど良性なのでこれも問題ありませんね~。生検(組織採取)もせずに済んでますよ~。」
私「唾ペッペッ。胃炎!?大丈夫なんですか!?」
先生「問題ないでしょう。ただ念には念をということで診てもらってください」
私「わかりました。(はは~ん。これはオプションサービスへの誘導も兼ねているのかもしれないな。胃炎とピロリ菌の関連性がイマイチ分からんけどまぁいいや!)」
という具合でした。
実は、胃内視鏡検査前に保健師さんによる入念な聞き取りがあり、今までピロリ菌の検査したことがありますかと聞かれ、覚えてないと答えていたので今回念のため受けておいてという運びになったようです。

こういった同意書(上の写真は自分で取っておいたコピー)を事前に書いて郵送したのですが、もう一度この説明と確認などが保健師さんからありました。
それと実は胃カメラにも鼻から入れるものと口から入れるものの2通りあるようで、どちらにするか選択を迫られました。
鼻からのほうが口からに比べると幾分苦痛は少ないとの説明はありましたが、胃の内部をよく確認できるのはやはり口からの方ですとの説明があったので、私は涙をのんで口からを選択しました(T_T)
何はともあれ、ほとんど異常なしだったので良かったです。
写真も渡してくれました(^-^)

我ながら、まあまあ綺麗かなと自画自賛しております。

上方でも書きましたけど、個人差があるので一概には言えませんが多少辛かったとは言え、私は受けて良かったと思っています。
はっきり言って胃の内部など、普通の生活では見てもらう機会はありませんからね。
勇気がいることではありますが、一生付き合っていく自分の身体とどう向き合うかを決断する第1歩になります。
この記事をお読みの方にはぜひとも前向きに検討してみてほしいです。
4.人間ドックを申込む際のポイントは?
ここまで通読してもらって人間ドックに関心をもっていただけた方に、なるべくお得に申込んでもらえるように私の考えをご紹介いたします。
①費用
相場はオプションなしでだいたい4万円前後(日帰りコースの場合)を見込んでおいたほうがよさそうです。
宿泊コースになるとオプションなしで6万円は越えてくるでしょう。
②助成制度
上記の金額を全て自己負担するのはキツいものがあります。
しかし、ここで諦めてしまうのは少し早いです。
現代は健康管理(乳がんや子宮頸がんなどの検査)には会社もお住まいの自治体もだいぶ慣用&積極的になってきています。
会社勤めの方であれば社会保険に加入しているはずなので、必ず会社の福利厚生の助成制度を確認して申請を出すのが得策です。
その際、申請可能時期や申請条件、助成額などをよく確認しておいたほうがいいです。
私の会社では日帰りコースと1泊2日コースでは助成額が違っていたりしました。
自営業の方などであれば、国民健康保険税をお支払いのはずなので、お住まいの市区町村に助成制度の有無を確認してみてください。
私の場合、今回の検査で掛かった金額の総計は62,640円(税込み)のうち、助成金36,000円を除いた金額36,360円(税込み)を支払いました。
先ほども書きましたが決して安くはありませんが満足しています。(この決め手となる理由は後述します)
③日程
日程について、金額のことや時間なども考えると日帰りコースで十分かなと思われることでしょう。
確かに高額ではあるので、非常に悩まれることと思います。
しかし、私は今回1泊2日コースを受けてみていい考えが浮かびましたので、ご紹介いたします。
それは、
「別に毎年でなくてもいいんじゃないかな。自分の年間計画に組み込んで人間ドック用に少額の積立てをしておいて、集団検診と入れ替わりで1年おきにオプションもよく吟味して検査してもらえればそんなに負担にならないな」
ということです。
今回、実は日帰りコースを選択していた方の様子をよく観察していたのですが、とにかくみんな忙しそうで、なんだか集団検診のときと変わらない様子でした。
会計を済ませたら急いで帰っていく人ばかりで、検診の日なのにそのあとの予定がパツパツに詰まっている感が満載でした。
「早く帰りたいから受付の時間を早めてくれ」と窓口の女性にイライラして詰め寄る男性もいましたね。
こういった様子を考えると1年おきに1泊2日コースを選択してゆとりを持って入念に診てもらうのが一番いいかな個人的には思っています。
ちょい悪な考えでいえば、人間ドックという大義名分を使って1泊2日間だけ家事や子守をパートナーに事前にお願いしておいて羽根を伸ばすというのもありかもしれません(笑)
④検査時期
今回私は10月10日(水)~10月11日(木)という3連休明けすぐの時期を選びました。
今回初めて受けるのでかなり身構えていましたが、受けた後の今思うことは6月の祝日がない月や年末の少し一息つきたい時期にリフレッシュも兼ねて時期を選択するのがベストではないかと思っています。
人間ドックがリフレッシュになるかどうかは後述します。
④オプション
こちらも悩みどころです。
しかし、ここはケチらずにいきたいところですね。
まずは自分の弱点を把握する。
私の場合、自分が胃腸系が弱いのは自分でよく知っているため、胃内視鏡検査(胃カメラ)は必ず受けようと思っていました。
👇私は日頃こういった対策もとっています。
自分の家系はガン家系ではないかなども事前に調べておくといいと思います。
例えば大腸ガンに罹ったいる人がいたりしたら大腸内視鏡検査オプションなども検討する余地があります。
こういった機会に綺麗さっぱり診てもらってしまったほうが憂いがなくなるでしょう。
5.検査以外のサービスはどんな感じ?
ここまで読んでいただいた方でも、どうもイマイチ金額のところで納得しきれていない方もおられることと思います。
そんな方は、まずはこちらをご覧ください。👇

赤で線を引いた場所がポイントです。
温泉ありのプールありのトレーニングジムありでちょっと贅沢な感じがする施設であることが分かります。
しかし、そもそも人間ドックって生活習慣病の早期発見や予防という意味合いも強いため、こういったサービスを付加しているのも理解できなくはありません。(大学側の経営の一環もあると思いますが。。。)
私はというともちろん運動好きなのでたっぷり泳いで、たっぷり温泉のサウナに入って汗をかきました。
おかげでとてもリフレッシュすることができて満足です。
食事についてはこちらが1日目のお昼です。

とんかつ定食のほか、生姜焼き定食や唐揚げ定食、もりそば、もりうどん、カツ丼、天丼、カツカレーなども選択できるようになっていました。
写真ではイマイチ伝わらないかもしれませんが、とんかつの厚みもそこそこあり味は抜群でした。
1日目の夕飯はこちらです。👇

魚の煮付け(手前)、左奥のステーキ、右奥のカニの唐揚げ、中央のタコとホタテの刺身など、これでもかというぐらい出てきました。
食後のデザートです👇

最後が2日目の昼食です。👇

手前は見ての通り刺身で、左奥は豚の角煮、右奥は湯葉の煮付けでした。
食後のデザートです。👇

これだけのサービスがあるのですから高額もやむを得ないかもしれません。
みっちり運動してみっちり食べたい方にとってはとても充実した環境でありサービスかもしれません。
また、宿泊した部屋の写真は取り忘れてしまいましたが、個室でトイレとシャワー、洗面所、冷蔵庫、テレビありのセミダブルベッドでした。
こういったサービスもあったので、私は気持ち良くお金を支払えました。
検査だけ受けられればいいという方は日帰りで十分かもしれませんが、人間ドックという大義名分をもっと上手く活用してみたいという方は1泊2日のコースもぜひ検討してみてください。
まとめ
1.そもそも人間ドックとは?
2.どのくらい精密な検査をするの?
3.オプションの胃内視鏡検査(胃カメラ)ってどうなの?
4.人間ドックを申込む際のポイントは?
5.検査以外のサービスはどんな感じ?
今回は私が検査してもらった大学病院においての内容なので、検査内容や検査以外のサービスでは参考程度に見てもらえるとありがたいです。
内容に多少の差異はあったとしても、自分の年間計画に組み込んで、まずは日帰りでも1泊2日のどちらでもいいから受診してみてほしいです。
自分の身体に投資する。
そして自分の身体をくまなく診てもらう。
「健康は大事だ」と念仏のように唱えていても、もしかすると病気の巣はあなたの身体の内部に根を張っているかもしれませんよ。
この記事を読んで、あなたが具体的な一歩を踏み出してくれることを願ってやみません。
この記事も最後までお読みいただき、ありがとうございました。