投資信託を始めるとしたら、どの商品がよいのか。
初心者にとっては、どれにしたらよいのか検討もつかないかもしれません。
そこでこの記事では、始めて投資信託を買う際のオススメ商品をご紹介します。
あくまでも私個人のオススメになりますので、何か違和感を感じたり自分の考えと合わないと思ったら、買う前に踏みとどまってよく考えてから購入してくださることを望みます。
それでは、どうぞ!
1.王道「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(VT)で世界中に分散投資する。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)、通称VTと巷では呼ばれています。
この商品がどんな商品か表すと、
「日本を含む全世界の株式市場の動きに連動する投資成果を目指します」
楽天証券ホームページの商品目論見書から引用
なんだかスケールが大きい感じがしますよね!
この商品1本で全世界に分散投資することができます。
次は構成銘柄です。
構成銘柄は、米国、欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの新興国株式を含み、その数はおよそ8,000銘柄にもおよびます(2018年4月末現在)。
楽天証券ホームページの商品目論見書から引用
分散投資のメリットの1つとして、リスクの分散化が図れるということがあります。
上記のように8,000銘柄もあると、数銘柄で価額の下落が生じたとしても全体への影響は少なくて済みます。
一方、限られた銘柄に集中投資した場合だと、1つの銘柄でも大きく値下がりしただけで全体への影響は計り知れません。
8,000銘柄の様々な株式商品がパッケージ化されて1つの商品として販売されているとイメージしていただくといいです。
こういった内容から初心者の方にとっては、値動きが比較的穏やかに済みそうなこの商品を私はオススメしています。
2.手数料に注目!

わざわざ見出し1個割くにはちゃんとした理由があります。
さて、自分の大事な資金を投じて商品を買うなら、やはり少しでも多くのリターンはほしいですよね。
そこで重要となってくるのが、「手数料」です。
実質的に負担する運用管理費用 年0.2296%(税込)程度
楽天証券ホームページの商品目論見書から引用
初めての方にとっては高いか安いか正直分かりませんよね。
私も投資を始めた当初はよく理解できていませんでした。
そこで、運用しながらの空き間にいろいろ調べてみました。
すると、
「0.1%台~1.0%超え」
などと、似たような商品にも手数料にはバラツキがあることが分かりました。
そこで月々の積立額を10,000円として1年間分を極めて単純な比較計算をしてみると、
120,000円✕1%=1,200円(年1%(税込))
120,000円✕0.2296%=約275円(年0.2296%(税込))
*1,200円ー275円=925円
な、なんと1年間で1,000円近くの差ができてしまうのです!
この場合は積立額が少ないので差も少なく済んでいますが、金額が大きくなればなるほどその差は大きくなります。
長期間投資することを前提に考えると、手数料を安く抑えるところがポイントとなってくるのが鍵となってくることがお分かりいただけたでしょうか。
こう考えるとVTは手数料 年0.2296%で設定されておりかなり低水準な優良商品であるといえます。
こういったこともオススメ商品としてご紹介できる理由となっております。
3.分散投資であっても価額の上下は必然です!

ここまで、VTとはどういった商品でなぜ初心者の方にもオススメできるのかを紹介してきました。
比較的安全性の高い商品だと言えますが、この商品であっても価額の上下は必然であり毎日少なからずの変動はあります。
世界に分散していても世界同時不況が突如として訪れることも十分にあり、その時は優良商品VTであっても価額は暴落するでしょう。
中~上級者にとってはわかりきったことかもしれませんが、リーマンショック級の暴落は私も経験したことがないので想像の域を出ません。
初めて投資信託を購入する方は自分なりの投資方針をよく見定め、淡々と積み立てていくのが最善の策だと考えます。
なんとなく、フラフラと投資していると周りの考えに流され、日々の価額の上下に翻弄されて日々の生活に支障をきたすことになります。
こういったことも念頭に置き、ぜひとも自分が納得した上で商品を購入してくださることを望みます。
まとめ
1.王道「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(VT)で世界中に分散投資する。
2.手数料に注目!
3.分散投資であっても価額の上下は必然です!
世界分散投資の王道「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(VT)をご紹介しました。
この他にも魅力的な商品はたくさんありますが、「低コスト・世界分散投資・低リスク」を3つを満たす商品は限られてきます。
こういった条件を満たしているのが「VT」です。
「VT」は初心者の方が投資信託の入門として購入するにはオススメ商品です。
商品選びの際、もしも自分なりに悩んで悩んで結論が出なかった場合、「VT」を買っておけば大きな外れくじを引いたことにならないでしょう。
この記事をきっかけに「VT」に興味を持っていただき、商品選びの際に参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m