フォートです。
長期投資していくにあたってきちんと確認しておきたいのが「手数料」です。
分かっていそうでなんとなく分かっていない手数料もあるはず。
そこでこの記事では、投資にかかる様々な手数料について初心者の方でも分かるようにまとめてみました。
手数料をいかにして安く抑えるかが長期運用して行く際のポイントになってきますので、参考にしていただければ幸いです。
それでは、どうぞ!
1.そもそも手数料ってそんなに気にしないといけないの?

ATMからお金を引き出すときにかかる手数料って、無駄だと思いませんか?
機械(ATM)からただお金を下ろすだけで108円取られたり、振込みするだけで324円取られたり。。。
金額はそれほど大きくはないけれど、じわりじわり削り取られ立派な出費となります。
投資で考えてみます。
月々積立額:10,000円
年間手数料:1%
120,000円(年間)✕1%=1,200円
年利3%で運用したとしても相殺されて実質2%くらいになってしまうというのが現実です(^_^;)
よく聞く「ほったらかし長期投資」であっても、時折自分の買っている投資商品を見直さないと、払わなくてよい多額の手数料支払っているかもしれません。
長期投資だからこそ時間とともに元本も大きくなり、それに伴い手数料もたくさんかかることになります。
自分の無知で削り取られていくのはなんとしてでも避けたいところです。
2.購入手数料とは?

購入手数料とは、投資信託商品を買う際にかかる手数料のことになります。
購入代金の何%という具合に、商品代のほかにさらに取られる仕組みになっています。
例:投資信託10,000円
購入手数料1%(税抜き)←この税抜きっていうのがイヤラシいですよね(^_^;)
10,000円✕1.08%=10,108円
つまりこの場合10,000円の商品を買うためになぜか108円払わないといけません。
消費税の他にさらに手数料って。。。
これがつもり重なるとバカになりません。
手数料抑えることの大事さが分かっていただけたでしょうか。
3.ノーロード投資信託がオススメ!

またまたカタカナ語が出ましたね(^_^;)
例によって言葉の意味から説明すると、
「load」は、荷や積み荷、重荷など訳されます。
「No-load(ノーロード)」とは、意訳すると販売手数料がかからない、無手数料とかそういった意味になります。
重荷が無くなるということになるわけですからなんともいい話ですね(^-^)
まとめると、ノーロード投資信託とは、販売手数料無料の投資信託のことになります。
どうせ商品を買うなら、こういった重荷の無い(ノーロード)投資信託を買って身軽な投資ライフを送っていきたいですよね。
4.信託報酬手数料とは?

ものすごく簡単に説明すると信託報酬手数料とは、商品を持っているだけでかかる管理手数料のことになります。
投資家が信託財産の中から支払う費用。投資信託の運用・管理に必要な費用で、証券会社などの販売会社、投資信託会社などの運用会社、信託銀行に支払われる。運用実績にかかわらず支払われるもので、報酬額は商品によって異なるが、通常、総資産総額に対する年率で表示され、日割り計算で信託財産から差し引かれる。
デジタル大辞泉さんから引用
「資産運用のプロに運用してもらったり管理してもらっているわけなんだから、払って当然だろ」と自分に言い聞かせたいところです。
が、我々長期投資家はもう一歩踏み込んで手数料に対して厳しく見定めていきましょう。
運用資金がたとえマイナスになっていたとしてもこの手数料だけは必ず差し引かれることになりますので、商品選びの際は出来る限り信託報酬手数料が安い商品を選んでいただくことが重要となってきます。
私がおすすめしている商品は楽天・全世界株式インデックス・ファンドです。
信託報酬手数料は、驚異の0.2296%とになります。
この商品は全世界の株式約8,000銘柄で構成されている投資信託であり、手数料も安価に抑えられているため、初めて買う商品としてはオススメですよ(^-^)
5.手数料は商品選びの際の1つの判断基準にするとよい。

長期投資するにあたって、初めの商品選びは重要です。
私の判断基準はというと、
① 世界分散投資になっているか。
② リスク許容度の範囲内か。
③ 手数料は適正か?
となっております。
これも実際に投資信託を買い始めてから定着してきた考えであり、実際のところはこの基準に達していない商品を持っています(^_^;)
この記事を読んでくださっている方で、特にこれから初めて商品を買われる方には参考にしてほしので、恥を忍んで提示しておきます。
せっかく貴重な時間をかけてコツコツ積み立てていくわけですから、出だしでつまづくことなく進んでほしいと思っています。
まとめ
1.そもそも手数料ってそんなに気にしないといけないの?
2.購入手数料とは?
3.ノーロード投資信託がオススメ!
4.信託報酬手数料とは?
5.手数料は商品選びの際の1つの判断基準にするとよい。
普段の生活でかかる手数料には敏感でも、なぜか投資にかかる手数料には鈍感になっていまう人が多いようです。
私もですが(^_^;)
これも「ほったらかし投資」という言葉が流行った弊害かもしれません。
中~上級者は(厳選した商品を持ったうえで)「ほったらかし投資」をしているはずです。
当たり前になっていることをわざわざ言葉長くして言う人はいませんからね。
結論だけ切り取って「ほったらかし投資」と言っているのだと私はみています。
1人1人投資歴も違えば、背景も違うので周りに左右されずに自分の判断基準を持っていれば楽しく投資していけると私は信じています。
この記事も最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m