フォートです。
投資を始めるにあたり証券口座も決まり買う商品も決まった人が次に考えてほしいのが、口座の種類です。
そこでオススメしたいのが「NISA(ニーサ)」です。
NISAのイメージキャラクターが「ワニーサ」なので、ワニの画像を乗せておきました笑
それはそうと、NISAって言葉は聞いたことはあるけれど、イマイチ分かっていなくてぼんやりする方にも分かりやすく解説しましたので、お読みください。
それでは、どうぞ!
1.NISAってどんな意味?

恒例の「言葉の意味」から解説いたします。
このブログを継続的に読んでいただいている方にとってはお馴染みかもしれません(^-^)
NISA(ニーサ)とは「Nippon Individual Savings Account」の頭文字をとったものになります。
この制度はもともとはイギリスが発祥で現地ではISA(イーサ)と呼ばれているようです。
ISA(イーサ)の日本版ということで「NipponのISA」→「NISA」と命名されました。
直訳すると「日本版個人貯蓄口座」という意味になります。
カタカナ語が出てきて分からなくなったら日本語に訳してみると分かりやすくなりますね。
この手法はいろんなシーン活用できますのでオススメですよ(^-^)
2.NISAが作られた背景を理解しておこう!

突然「ポン」っとNISAのことを考える前にこの制度が作られた背景を理解しておけば、自分の生活に引きつけて考えられると思いますので、紐解いてみます。
NISAは金融庁によって推し進められている制度、つまり「国策」であることを認識しておく必要があります。
結論から言ってしまえば、「ごめん!国はこれから先の時代、今までみたいに国民1人1人手厚く見きれないよ!さすがに何も対策しないのは悪いからNISAって優良な制度を作ったよ!ただし、NISAを使うか使わないか、この制度に気付くか気付かないか、全部ぜーんぶ自己責任でよろしくね!」だと私は見ております。
では、この意味を理解するため、21世紀を生きる私たちの共通課題を確認しておきましょう。
大きく3つ挙げると
・少子超高齢化社会
・国の負債額1,088兆円超え
・超格差社会
と言ったことが挙げられます。
少子超高齢化社会とは、「出生者<<<<<高齢者」という式が成り立つような出生者の割合に対し高齢者の割合が極端に高い社会のことを言います。
年金を例に挙げると現役世代が年金受給者を養う仕組みになっているため、たくさんの年金受給者を少数の現役世代が面倒を見るということになり、若者の負担増大が確定的です。
続いて、国の負債額は下図のとおり
1.国債及び借入金現在高
(単位:億円)
区分 金額 前期末(前年度末)に対する増減(△) 内国債 9,622,655 31,242 普通国債
(うち復興債)8,572,445
(48,050)40,656
(△6,764)長期国債(10年以上) 6,505,155 81,144 中期国債(2年から5年) 1,809,459 △30,357 短期国債(1年以下) 257,831 △10,131 財政投融資特別会計国債 937,089 △8,170 長期国債(10年以上) 607,134 816 中期国債(2年から5年) 329,955 △8,986 交付国債 1,467 △474 出資・拠出国債 45,004 563 株式会社日本政策投資銀行危機対応業務国債 13,247 – 原子力損害賠償・廃炉等支援機構国債 53,403 △1,333 借入金 522,209 △18,019 長期(1年超) 131,918 △268 短期(1年以下) 390,291 △17,751 政府短期証券 744,988 △1,502 合計 10,889,851 11,721 財務省ホームパージより引用:国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(平成30年6月末現在)
約1,088兆円、気が遠くなるような金額ですね(^_^;)
一説には「これだけの負債額があっても日本は国際社会から高い信頼を得ている国だから立ち行かなくなることはない」と言う人もいますが、ひとたび世界同時不況にでもなればそんな説は吹っ飛ぶことも十分にありますので、事実として認識しておく必要があります。
「備えあれば憂いなし」です。
続いて超格差社会とは、簡単に説明しますと「富める者は極限まで富み、貧しい者は極限まで貧しくなる社会」を意味します。
20年~30年前までの日本は「1億総中流社会」と言われ、分厚い中間層の庶民で構成されてました。
それが今やグローバリズムの大海に漂い続け、分厚い中間層が崩壊し「富者と貧者の2極化」が急速に進み、今後その流れが加速することになるでしょう。
格差が生んだ1つの悲劇として、「ナチスドイツ」が誕生しホロコースト(大量虐殺)までにつながったことも挙げられますが、長くなるのでここでは詳細は割愛させていただきます。
こういった状況をさすがに国でも認識していない訳がありません。
国民は納税の義務を果たしているため、国としても一定の面倒は見てあげたい。しかし、手に負えなくなるのは既定路線なので、その「免罪符」(自身の罪や落ち度に由来する非難を免れる名目)として「NISA」を制度化したと言っても過言ではないでしょう。
いかかでしょうか?
さすがに国のホームページなどを見ると、この辺は薄めて書かれています。
しかし、こういった内容も多分に含まれているのではないかと私は推測しています。
捉え方は人それぞれだとしても、国からのメッセージを敏感に前向きに受け止め、十分に活用していくことが私たち庶民には重要だと考えます。
まとめ
1.NISAってどんな意味?
2.NISAが作られた背景を理解しておこう!
この記事ではまず「NISA」が作られた背景などを解説しました。
こういったことを知っておけば、すぐに具体的な制度内容に入るよりも自分の生活に引きつけて考えられるのではないかと思ったからです。
腐っても国家は国家です。
今のところ国民を完全に見捨ててはいないようですが、これから先は何をするにも「自己責任」の風潮は格段と強くなってくるでしょう。
情報感度を高く持ち、アンテナを張り巡らし優良な制度を有効活用していくことがこの先の時代を生き延びる1つの術かもしれません。
この記事も最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m